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共済金は本当に支払われている?第4期収支報告書から見る実績

「共済金って本当に出るの?」——加入前の大きな疑問に、第4期(2024年3月〜2025年2月)収支報告書の公開数字で答えの糸口を整理します。個別の給付可否は約款と公式窓口でご確認ください。

読了の目安: 約10投稿: 2026/06/13更新: 2026/06/13記事番号: ART-000021
収支報告書とグラフをイメージした、共済の透明性を表す穏やかなビジュアル

はじめに — 「本当に払われている?」という疑問へ

共済を検討しはじめると、多くの方が同じ疑問を抱きます。

「共済金って、本当に支払われているの?」
「ネットの口コミと公式の説明、どちらを信じればいいの?」
「加入してから請求したら、門前払いされないか心配……」

不安そのものは、とても自然なものです。お金と健康は、人生でいちばんデリケートなテーマだからこそ、慎重になります。

一方で、共済の運営状況を確認したいとき、参照できる情報源は限られがちです。パンフレットや約款は必要ですが、全体の「実際にどれだけ給付されているか」を俯瞰するには、収支報告書のような公開資料が有効な場合があります。

本記事では、いきいきスマイル労働組合 第4期収支報告書(対象期間:2024年3月1日〜2025年2月28日)に掲載された数字をもとに、共済金の支払い実績を読み解く視点を整理します。

ここで先に、大切な前提をお伝えします。

  • 本記事は、にこにこ共済サポートによる解説です。組合の公式発表ではありません。
  • 掲載数字は報告書の引用であり、あなた個人の給付が確約されるものではありません
  • 加入可否・給付の有無・金額は、約款・告知内容・公式窓口での確認が必要です。
  • 本記事は加入を勧めるものではなく、判断材料を整理するための読み物です。

それでも、「公開された数字を自分の目で確かめたい」という方のために、できるだけ具体的に、かつ断定を避けながら整理していきます。

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第4期収支報告書とは何か

第4期収支報告書は、いきいきスマイル労働組合が組合員向けに公表している決算関連資料です。報告書には、次のような内容が含まれています。

  • 収支計算書 — 1年間の収入と支出の概要
  • 決算報告書 — 財務状態の詳細
  • 監査報告書 — 公認会計士による監査意見
  • 商品別・疾病別の給付分析 — どの保障に給付が集中しているか
  • 事前告知審査の実績 — 健康状態を申告した方の審査結果

報告書は、組合のホームページ上でも閲覧できるよう公開されており、「ガラス張りの運営」を掲げる姿勢の一環として位置づけられています。

加入を検討している段階の方にとって、報告書は次の2点で参考になります。

  1. 共済制度全体として、給付が継続的に行われているかを俯瞰できる
  2. どの商品・どの疾病区分に給付が集中しているかがわかる

もちろん、報告書を読めば個別の契約内容がすべてわかるわけではありません。それでも「制度として支払いが機能しているか」を確認する材料にはなります。

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数字で見る第4期の全体像

第4期の主要数字を、報告書の記載どおりに整理します。

項目数値備考
組合員数(2025年2月末)39,482名前年比 +61.47%
共済掛金総額1,135,838,650円過年度修正含む
入会金・年会費等43,962,450円
収入合計1,179,862,309円前年比 +73.50%
共済金の給付総額362,472,806円給付件数 4,205件
掛金に対する給付率30.72%給付÷掛金
当期余剰金195,299,083円収入に占める16.55%
累積余剰金445,595,492円前年比 +78.03%

ここでいう「給付率30.72%」は、第4期に集まった共済掛金のうち、どれだけが給付金として支出されたかを示す比率です。100%に近いほど掛金がそのまま給付に回っているイメージではなく、共済では将来の給付に備えた余剰金の積み立ても行われます。

報告書の説明によれば、累積余剰金は「今後の支払い・給付に備えるため」に積み増しされ、残高証明書の開示など資金の健全性を示す取り組みも行われています。

第4期の収入がどのように配分されたかを、グラフで確認してみましょう。

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共済金は実際に支払われている?

報告書の数字だけを見る限り、第4期において共済金は4,205件・総額362,472,806円が支出されていることは明確です。前年比では給付件数・給付総額ともに増加しており(報告書記載:前年比 +116.68%)、組合員数の拡大(+61.47%)を上回るペースで給付が増えています。

ただし、これは制度全体の集計です。「自分が加入したら同様に給付を受けられる」と読み替えるべきではありません。商品・告知内容・特別条件の有無によって、個々のケースは大きく異なります。

疾病別の給付傾向

報告書の疾病別分析によれば、給付金全体の約74%が入院や手術に関する保障に充てられています。内臓疾患472件(約6,690万円)、脳血管疾患118件(約2,427万円)など、医療保障の利用が目立つ構成です。

死亡給付は39件・75,753,800円。報告書の解説では、主に70代〜80代の方の持病悪化に伴うケースが多いとされています。50歳未満での死亡給付は2件でした。

また、入学・結婚・出産・長寿などのお祝い金も582件・7,927,500円が給付されています。医療給付とは別枠ですが、「制度が動いている」ことを示すデータのひとつです。

商品別の給付実績

第4期の主要商品別数字は次のとおりです(報告書「商品別掛金と給付分析」より)。

商品名掛金給付金給付率支払件数
生きる希望(入院)525,563,750円193,658,968円36.85%2,114件
生きた証し(死亡)217,365,000円82,188,867円37.81%
もしもの備え(がん)101,726,000円25,500,750円25.18%
生きる支え(傷害)42,265,500円9,222,500円21.82%
マイガード(交通事故)87,153,000円11,510,000円13.21%240件

とくに「生きる希望」は、支払件数2,114件と最多で、入院・手術保障の利用が中心です。報告書では「生きるシリーズ」全体の給付率33.08%とも記載されています。

がん給付は193件・97,297,536円で、前年同月比417%増と報告書に記載されています。

給付率が高い商品ほど「自分にも得をする」と単純化しないでください。給付率はすでに加入している人全体の集計であり、これから加入する方の将来給付を約束する指標ではありません。

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4年間で見る共済事業の歩み

いきいきスマイル共済は2021年3月のスタート以来、4期にわたって規模を拡大してきました。報告書p.30「共済事業としての4年間の歩み」の表記を整理すると、次のような推移が読み取れます。

組合員数掛金売上給付累積余剰金
1期目3,226名65,992,650円16,398,575円34,569,181円
2期目13,527名314,294,750円54,679,285円150,397,884円
3期目24,452名659,080,650円167,285,142円250,296,409円
4期目39,482名1,179,859,550円362,472,806円445,620,242円

数字から読み取れる3つのポイント

① 組合員数と給付はともに増えている
1期目の3,226名から4期目39,482名へと組合員が増える中、給付件数・給付総額も増加しています。

② 給付率はおおむね安定
4期の掛金対比給付率30.72%は、報告書の説明でも「安定した水準」と位置づけられています。

③ 余剰金の積み立ても継続
累積余剰金445,595,492円は、将来の給付支払いに備えた財政基盤として報告書で説明されています。

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持病・告知と給付審査 — 数字が示すこと

「共済金は出ている」という話と並行して、加入前の方が気にするのが持病・既往歴です。報告書には、事前告知審査の実績も詳細に記載されています。

2024年度(第4期内)の事前告知受付は、合計5,707件。内訳は次のとおりです。

審査結果件数構成比
条件なしで加入2,229件38.4%
特別条件付きで加入2,603件44.8%
加入不可78件1.3%
その他797件14.0%※

※「その他」は受付合計5,707件との差分(審査中・区分未記載等の可能性)。

この数字が示すのは、次のような現実です。

  • 特別条件付きで手続きが進んだケースが、条件なしより多い(44.8% vs 38.4%)
  • それでも**加入不可は1.3%(78件)**にとどまっている
  • 生命保険会社で加入を断られた方でも、事前告知審査を活用すれば手続きの選択肢があるケースがある(報告書の記載)

特別条件には、特定部位の不担保・期間不担保・保障額の制限などがあります。契約前に条件通知書の内容を確認し、不明点は公式窓口で質問することが重要です。

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数字を読むときの注意点

収支報告書は有用な資料ですが、読み方を誤ると、過度な期待や不必要な不安につながります。

1. 給付率 ≠ あなたの受取確率 — 30.72%は制度全体の比率です。
2. 商品によって給付率は大きく異なる — 商品をまたいで単純比較しないでください。
3. 組合員増加が給付増の主因 — 「給付急増=自分のリスク上昇」とは限りません。
4. 報告書は過去の実績 — 将来の給付水準を保証するものではありません。
5. 本記事は公式見解ではない — 最終確認は組合公式サイト・約款・公式窓口で行ってください。

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まとめ — 確認してから次の一歩を

第4期収支報告書が示す事実を、押し売りなしの視点で整理すると、次のようになります。

  • 第4期において、共済金は 4,205件・362,472,806円 が給付されている(報告書記載)
  • 掛金に対する給付率 30.72% で、制度全体として給付が継続している
  • 4年間で組合員数・掛金・給付はともに拡大している
  • 事前告知審査5,707件のうち、特別条件付が44.8% — 持病があっても選択肢を探せる余地がある(個別結果は審査次第)
  • 個別の給付可否・金額は、約款・告知・公式窓口での確認が不可欠

「本当に払われているか?」という問いへの、報告書ベースの答えは 「第4期の公開数字上、相当規模の給付が継続的に行われている」 です。同時に、「だから自分も必ずもらえる」 とは読めません。

加入を急ぐ必要はありません。まずは自分の不安を言葉にし、確認すべきポイントを整理するところから始めてください。

  • 保障の優先順位(入院?死亡?がん?)をメモする
  • 持病・通院歴がある場合は、告知の確認項目を洗い出す
  • 報告書の数字と、自分の契約条件(約款)を照合する
  • 不明点は AI相談で確認項目を整理する か、公式窓口・LINE相談を利用する

最終的な加入可否・給付可否は公式情報でご確認ください。


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